早期食道癌2 ~ 胃カメラで早期食道がんの治療
いきなりですが、食道にルゴールを散布しています。
明るい黄色の方が染まっていない方です。(つまり異常、食道がんや異型の部分です)
緑の矢印は濃い茶色が残っている事をしましています。
この部分はまだ正常という事です。
しかし、治療をする場合は一緒にとってしまうことになります。
![]()
またこの写真では緑でかこった部分は正常な部分の中に異常粘膜があります。(正常ではないのですが、癌と断定はできません)
![]()
内視鏡的に切除中の写真出す。
黄色の矢印の手前が粘膜剥離術(ESD)が済んだ所です。
赤い矢印は止血処置の後だと思います。
丸い白っぽい枠は処置をしやすくしたり、見やすくするために使用するものです。
内視鏡というものはあまりに接近すると焦点が合わせられなくなるので、ある程度の距離があった方が良いのと、処置がし易いために使用しています。
![]()
内視鏡的に切除したところです。
手前が正常な粘膜で境目は黄色の矢印のところです。
赤い矢印は血管があってそれを止血処置したあとのようです。
![]()
切り取った取った組織を広げます。
結構な大きさです。
長径6,5センチもあります。
病理学的にはm2という粘膜癌ガンがほんの少し深めに入った状態だったそうです。これならまずリンパ節への転移はないはずです。
食道がんの難しい点はガンが少しでも深く粘膜へ侵入すると極めて早期にリンパ節転移を起こし、完治が不可能な状態となっています。
傷がある程度修復して、観察したところ少し狭くなっているようです。 全周性に粘膜を切除するとよくある事なのですが・・・ 患者さん側はガクッとくることが多いです。 確かにショックですね・・・
そこで広げます。
完全には広がらないかもしれませんが、なんども繰り返すと食事をするには困らないようにはなります。
![]()
かなり広がりました。
これでしばらくは大丈夫だと思いますが、また狭くなることもあります。
定期的な観察が必要です。
![]()