早期食道がんと診断できなかった内視鏡画像 ~ 胃カメラで早期食道がんの治療
早期食道がん がこの写真に写っています。
どうですか?
食道がん
よく見ると少し色が違います。
もっと具体的に言うと少し、くぼみがあるかも知れません。
この写真では境目がわかりにくいです。
![]()
矢印ですこし分かりやすくしました。
![]()
食道がん をもっとはっきりさせるためには秘密兵器(?)があります。
食道がんの部位は正常な粘膜ではないのです。
「ルゴール」という液体と散布すると正常でない所は反応がありません。
濃くなっているところが「ルゴール」に反応しているところです。
薄い黄色っぽいところが正常な粘膜でなく異常な粘膜なところです。
要は食道がんのところです。
![]()
ルゴールの散布で境界がはっきりしてきました。
他にもルゴールで染まらない(茶色いところが正常です。黄色に近いところが異常・・癌など?のところです。)がありました。
![]()
明らかにおかしいのですが・・・
このときの病理検査では食道がんとはでなかったのです。
ここが難しいところで・・・
病理検査は万能ではありません。
検査では異常ないと判断されても経験的におかしいと感じる時は何度も反復して検査を行う必要があります。
ここホントに重要なところです。
医師にとっても、患者さんにとっても・・・
あと一点 、ぜひお伝えしたいことがあります。
いろいろな腹部の症状があって胃透視、注腸検査で異常がないと医師が判断しても、明らかな症状(体重が減少、血便がでる、下痢が続く、その他いろいろ)がある場合は内視鏡検査を受けた方が良いです。
胃透視、バリウムの注腸検査では病気が写真に映っていないことがあります。医者に言っても検査をしてくれない時は主治医を変えてでも検査はした方が良いと思います。